留学してた頃の話 その1
留学していた頃の話
私は高校2年生の頃にアメリカのフロリダ州オーランド市でホームステイをさせていただき、現地のハイスクールに通っていました。その時のお話です。
やはり、最初は言葉の壁がありましたので、授業も比較的に分かりやすく自分の得意なアートの科目を取ってみました。その授業は工作とかクラフト系の授業だったのですが、ある時、私は隣に座ったクラスメイトの似顔絵を描いていました。すると、それが先生の目に留まり同じ美術でも絵を描く方を専門とするクラスにと勧められました。
そんなこんなで授業でも絵を描いていると、ことの外反響が良くクラスメイトの中には自分の描いた絵を欲しがる人が現れました。また、先生が私を美術の専門性が高い生徒が所属する課外活動に参加するように勧めてくれました。アメリカでは何かに秀でていると認められるとどんどん上に引き上げてくれるそんな土壌があると感じられたのです。実際、飛び級で上級生の数学を学んでいる生徒などもいました。
才能のある子どもたちに先に学べる環境を整え、多く学べるチャンスを提供するというのは素晴らしい考えだと思います。私は残念ながら約一年の留学期間を終えて帰国しましたが、自分が得意なことを褒めてもらい認めてもらえたという記憶は今でもずっと心に残っています。