留学してた頃の話 その3
フロリダ州、オーランドへ
以前日本の実家でアメリカからの交換留学生を迎え入れていたことがあったのですが、その時のアメリカ人からもしよければこっちに来ないかと招かれたのです。私は二つ返事でお願いし、フロリダ州オーランドへと向かいました。
オーランドはコロラドと違って、空港に到着したとたんから湿度と気温の高さに驚かされました。日本の夏と同じような蒸し暑さで、すでに秋の涼しさを漂わせていたコロラドとまったく違っていました。
オーランドは世界でも有名なリゾート地であり、世界的なテーマパークであるディズニーワールドやユニバーサルスタジオなどの立地として知られています。
そして、コロラドの田舎と違って中産階級や富裕層もたくさんいました。そして住む地域によって貧富の差が明確に表れている感じもしました。私がホームステイさせていただいた家庭はホストファーザーが中米からの移住者でコロンビア大学で建築を学び、成功された方で自宅にテニスコートまで完備されていました。
電話をしてくれたホストブラザーのニックは大変頭が良くて、高校でも日本の高校と同じレベルの数学をやっていました。アメリカの高校は自分の学力に応じて取得する教科が違っていて、できる生徒は高校3年くらいになるとコミュニティカレッジで習うレベルの科目を取れます。そして取得した単位はそのままコミュニティカレッジや大学で使えるため先々有利になることが多いのです。
そんなこんなで私もニックと同じ高校に留学終了まで通うことになりました。その高校は、Dr. Phillips High schoolといって、比較的富裕層がたくさん住む地区の学校なので教育の質も高いということでした。コロラドの田舎では白人が殆どでしたが、オーランドは白人、ヒスパニック(主に中米からの移住者たち)、黒人、アジア系と人種も多様でした。こちらでは、日本人の私も珍しがられずに溶け込むことができたのです。
次回はアメリカの高校生活について書きます。