仕事の話
今回は仕事の話でもします。私は現役の介護士でもあるんですが、仕事柄他職種連携と言ってさまざまな専門分野の職種が協力してお年寄りの福祉のために働いています。私は生活に関わること全般のお世話をする役割を担っています。看護師は、医療的ケアを提供します。薬の管理や傷の治療、採血、点滴、胃ろうと言って胃に直接栄養を流したりします。提携先の病院があり、医師が定期的に診察に来て薬の内容の検討をしたり、入院の可否を決めて病院に受け入れたりしてくれます。ケアマネージャーは利用者の家族とのやりとり、病院、役所などとの折衝、調整を行います。他にもたくさんの人が関わって福祉の仕事が成り立っています。
これは、チームで行われる働きですから誰が偉くて誰が下とかいうわけではありません。でも、指示を出す人がいます。医師から看護師へ、看護師から介護士へと言った感じに。問題になるのが、時々医療面で指示を出す人たちが偉そうに振る舞う事なんです。これは完全に間違いなんですが介護の世界ではありがちです。他の職種でもあるかもしれません。取引先の会社が下請けの会社に横柄な態度をとるようなことがあります。上司が部下にきつい言い方でけなしたりすることがあります。これ、やられる方は非常に腹立たしいです。私は介護士ですから、看護側から言われたらその指示に職務上従う義務があります。でも、偉そうに、皮肉を込めて言われたら頭にきます。
ですから、その看護師には謙虚であって欲しいです。なんでそんなに偉そうなのかは知りませんが、高く伸びた鼻は一度でも二度でも折られなければなりません。人と一緒に働くのであれば、謙虚な心を持ってないと駄目です。嫌われますから。一緒にやりたくないって思われますからね。どんなに賢くて、技術があろうが、高慢な人は組織の中では嫌われるんです。もしかしたら、そういう人は他人を見下すのが日常的になり過ぎて自分が高慢である事にも気づかないでいるかもしれません。むしろ私たちの欠点ばかりに目が行っており、私たちに不満がある状態の可能性すらあります。そういう人間は外面だけは取り繕っており、上司や外部の人間には愛想よく振る舞う傾向があります。
中学生、高校生がもしこのコラムを読んだら気に留めておいてください。謙虚でへりくだった心で感謝の気持ちを忘れずに誠実に仕事をする人になってください。世界から愛される日本人はそういう人です。そして、高ぶっていろいろ勘違いした大人にはならないように気をつけてください。以上、仕事の話でした。
これは、
ですから、その看護師には謙虚であって欲しいです。
中学生、