英語の読解力を上げるには!
英語の読解力を本気で伸ばすには、単に「読む量を増やす」だけじゃ足りなくて、読む“質”と“方法”を変えることが大事です。特に大学受験・資格試験・仕事など目的がある場合は、次のステップを押さえると効果が早く出ます。
1. 読解の土台を固める(単語・文法・構文)
• 単語 1語1訳だけでなく、派生語・語法・ニュアンスまで押さえる 例:「run」は「走る」だけでなく「経営する」「機能する」など
• 文法 関係代名詞・分詞構文・仮定法など、読解に直結する項目は正確に理解
• 構文把握 SVOCを瞬時に見抜けるようにする(長文の迷子防止)
2. 読み方を変える(段階的トレーニング)
1. 精読(構文を崩さず意味を正確に取る)→ 新聞社説や英検準1級の長文などで、1文ずつS/Vを確認
2. 多読(辞書を引かずに流し読み) → 英語脳を鍛えて「日本語に訳さず理解」できる感覚を作る
3. 速読(制限時間を設けて読む) → 試験や実務に直結、重要情報を拾う練習
3. 意味の“かたまり”で読む(チャンクリーディング)
• 例: Instead of / trying to memorize every single word, / focus on understanding the main idea.
→ 日本語に直す前にブロックごとで意味を把握
• 視線を返さず、前から意味を積み上げる癖をつけると、読むスピードも理解力も上がる
4. 読後の「再現トレーニング」
• 読んだ内容を 3行で要約
• 分からなかった文は 音読+構文分析
• 同じ記事を数日後にもう一度読んでみて定着度を確認
5. 英語耳とセットで鍛える
• 読解力は音声処理能力とも関係が深い
• VOA, TED, News in Levels などを「耳→目→口」の順で練習 → 音で理解できる文は読むときも速く理解できる
短期集中のコツ
• 1日10分の精読+10分の多読でもOK(継続優先)
• 「同じ文章を繰り返す」方が「毎回新しい文章」より伸びやすい
• 文章を理解してから音読する(理解前の音読は効果が薄い)