heads upという表現
今回は職場でアメリカ人の同僚がよく使っているカジュアルに使われるheads upという表現を学んでみたいと思います。
1. 注意喚起(危険・予想外のことへの警告)
• “Heads up! Watch out for the car.” (危ない!車に気をつけて。) → 即座に注意させたいとき。スポーツや運転中などでもよく使います。
⸻ 2. 事前の知らせ・アナウンス
• “Just a heads up, the boss is visiting our office tomorrow.” (ちょっと知らせておくね、明日社長がオフィスに来るよ。) → 職場や学校などで「知っておいた方がいいこと」を伝えるとき。
⸻ 3. 小さなお願いや合図
• “Can you give me a heads up before you leave?” (出る前に一言教えてくれる?) → 行動する前に「事前に知らせて」という意味でよく使う。
⸻ 4. 感謝の表現(知らせてもらったとき)
• “Thanks for the heads up about the schedule change.” (スケジュール変更を知らせてくれてありがとう。) → 「事前に教えてくれて助かった」というニュアンス。
⸻ 5. カジュアルな注意を引くフレーズ
• “Heads up, guys. We’re about to start the game.” (みんな注意して。ゲーム始めるよ。) → 「listen up!」に似ていて、ちょっと砕けた言い方。
会話例 1:友達への事前の知らせ
A: Just a heads up, the restaurant only takes cash.
(ちょっと知らせておくけど、そのレストランは現金しか使えないよ。)
B: Thanks for the heads up! I’ll bring some cash.
(教えてくれてありがとう!現金持っていくね。)
会話例 2:職場で
Boss: Heads up, everyone. The meeting will start in five minutes.
(みんな、注意して。5分後に会議を始めるよ。)
Employee: Got it. (了解です。)
会話例 3:危険を警告
A: Heads up! The ball is coming this way! (気をつけて!ボールがこっちに来てるよ!)
B: Whoa, thanks! (わっ、ありがとう!)
会話例 4:お願いするとき
A: Can you give me a heads up if you’re going to be late?
(遅れるときは前もって教えてくれる?)
B: Of course, no problem. (もちろん、大丈夫だよ。)
「heads up」の注意点
1. “head up” と混同しない
• heads up(複数形!)=「注意!」「知らせ」
• head up =「率いる」「指導する」 (He will head up the project. 彼がプロジェクトを率いる) 「s」がないと意味が変わってしまうので注意。
2. “heads up”は基本カジュアル
• 友達・同僚・カジュアルなビジネス会話では自然。
• ただし、公式なビジネス文書やフォーマルな場面では → notice / reminder / information の方が適切。
例: • カジュアル: Just a heads up, the deadline is tomorrow.
• フォーマル: This is a reminder that the deadline is tomorrow.
3. 「事前に知らせる」の意味で使えるが、“warn”や“notify”とは少し違う
• heads up → 軽い注意・ちょっとしたお知らせ
• warn → 危険や悪いことへの警告(強いトーン)
• notify → 公的・正式に通知する 例: • Thanks for the heads up.(知らせてくれてありがとう → 気軽な表現)
• Thank you for notifying me.(通知してくれてありがとう → フォーマル)
4. 挨拶ではない • 日本人学習者が「heads up」を「やぁ!」みたいに使ってしまうことがあるけど、それはNG。 これは「注意して」「お知らせ」という意味限定。
5. 複数のニュアンスを理解しておく
• 危険の警告 → “Heads up! The car is coming!”
• 事前のお知らせ → “Just a heads up, the meeting is at 10.”
• 感謝表現 → “Thanks for the heads up.” 文脈によって柔軟に使い分ける。
ポイントを押さえておけば、「heads up」はとても使いやすい英語になります。みんなも是非使って見てね。