共通テストまであと2か月でできる対策
受験生へのアドバイス
もし「共通テストまであと2ヶ月、得点を上げるために何をするのが効果的か」と聞かれたら、私はこう伝えます。
共通テスト直前の2ヶ月はリスニングを絶対におろそかにしないでください。
リスニングは比較的取りやすく、毎日継続して対策すれば短期間で得点が伸びやすい分野です。過去の平均点を見ると、リスニングの得点がリーディングを上回る年もあります。したがって、2ヶ月を毎日リスニングに割いて集中的に鍛えることで、同じ時間をリーディングに使うよりも合計得点が上がる可能性が高いと考えます。
具体的な理由:
リスニングは「慣れ」が効く科目。毎日音声に触れるだけで理解しやすくなる。
出題パターンが比較的安定している(会話・説明・図表説明など)。出題形式に慣れておくと得点源にしやすい。
直前期は新しい長文を詰め込むより「確実に取れる問題」を増やす方が点に結びつきやすい。
2ヶ月プラン(実行しやすい日常メニュー)
下は「毎日実行できる」具体案です。無理のない量で習慣化するのがポイント。
毎日(平日・休日)
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朝 20–30分:シャドーイング or 朝の英語音声(スクリプトを見ずに聞く)
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学校/昼休み 10–15分:短めのリスニング問題を1セット(過去問や予備校の演習)
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夜 30–45分:過去問のリスニングパートを1回分(解答→スクリプト確認→間違い分析)
週2回
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ディクテーション(30分)+語彙/フレーズの復習(20分)
週1回
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本番形式で「英語(リーディング+リスニング)を通しで」実施(時間配分を確認)。間違いの傾向をノートにまとめる。
最後の2週間
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模試または過去問の通し演習を増やし、時間感覚と集中力を磨く。リスニングの音量やイヤホンの感覚にも慣れておく。
リスニングの効果を最大化する練習法
1 過去問のリスニング(本番に最も近い → 最重要)
2 シャドーイング(発音・リズムを真似る)
3 ディクテーション(聞き間違いを可視化)
4 要点メモ練習(図表説明や会話のキーワードを素早くメモ)
5 速度・アクサント慣れ(さまざまな話者の音声に触れる)
注意:リスニングに集中するのは有効ですが、長文の速読力や語彙が極端に不足している場合は最低限のリーディング対策(語彙・文法の穴埋め)も必須です。バランスは「リスニング7:リーディング3」程度を目安に、弱点次第で調整してください。
過去5年(2021〜2025)の平均点(英語:リーディング/リスニング)と差
下は大学入試センター(DNC)など公的データをもとにした年別平均(100点満点・小数点第2位まで)と「リスニング − リーディング」の差です。
(出典:大学入試センター/実施結果概要 各年度の平均点表。上表は各年度の「平均点等一覧」を参照してまとめました。)デジタルネイティブカレッジ+4デジタルネイティブカレッジ+4デジタルネイティブカレッジ+4
データから読み取れること(簡単に)
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2021〜2022はリーディングがやや上回る年だったが、2023〜2025ではリスニングの平均が高い年が多い。とくに2024年はリスニングが大きく上回っている。実際の年によって「どちらが得点しやすいか」は変動しますが、近年はリスニングが強い年があるため、直前対策としてリスニングを固める価値は高いです。デジタルネイティブカレッジ+1
最後に(短い結論)
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結論:直前2ヶ月で“確実に取れる点”を増やしたいなら、毎日リスニングを続けることは非常に有効です。 ただし単に聞くだけでなく「過去問+シャドーイング+ディクテーション+模試での通し演習」を組み合わせて実行してください。
